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♪ 20年以上前にピアノをやめたワケ、そして今 〜 カプースチン「8つの演奏会用エチュード」♪
先日、東京・赤坂の山王病院にて、ロビーコンサートに出演させていただきました。

ボーカルの横洲かおるさんとは、いつもお子様向けのコンサートでご一緒していますが、今回は、昨年映画化で話題になった「レ・ミゼラブル」などのミュージカルソングを中心とした、大人向けのプログラム。
しかも、海外でも活躍されていたオーボエ奏者の黒瀬大輔さんとの初共演、さらにピアノソロも!
ということで、気軽にお引き受けしたものの練習時間もなかなか確保できず、直前の数週間はプレッシャーで押し潰されそうでした。

「とにかく、やれるだけのことを&ベストを尽くそう!」
と自分自身に言い聞かせての本番当日。
三人での初顔合わせはなんと本番数時間前でしたが、まるで旧知の友人に会ったかのように、息がぴったり&リラックスモード。
「あ・うん」の呼吸でリハも進み、和やかに準備万端、本番を迎えました。

満席となった会場の舞台に上がったときは倒れるかと思ったのも束の間。
ピアノに触れ、横洲さんの歌声が響いてきた瞬間から音楽が流れるようにほとばしり、不思議なオーラがロビー全体を包み込みました。
黒瀬さんのオーボエソロもまるで教会で聴いているような美しさ。
思わず天を仰ぎ、その音色に酔いしれました。

さて、私のピアノソロですが、今回は病院でのコンサートというご縁もあり、演奏の前の自己紹介として、私がピアノを再開したきっかけとなった、5年前に発症した病気についてお話しました。
未だに感覚神経が一般の方の1/3程度しかない私は、ダッシュの駆けっこや縄跳びはできませんが、カプースチンの曲を弾いていると、それらが演奏の中でできるような感覚にさせてくれるのです、といった内容でした。
華やかでエネルギッシュなカプースチンのエチュードは、一見、病院には不似合いなようですが、私にとっては、さまざまな思いを抱えたうえでの選曲だったのです。

すると終演後、あるお客様から
「私も今、脳脊髄液減少症という病気と闘っているのです。闘病生活は辛いけれど、音楽に助けてもらうことも多く、今日は共感し、元気が出ました」
というお言葉をいただきました。
こんなに嬉しいことがあるでしょうか。
演奏して、お話をして本当によかった!という喜びと、今後もピアノを弾いていこうという決意、そしてこれ以上ない励みとなりました。

実は私がピアノを再開する20年前、17歳のときにピアノを辞めた大きな理由のひとつが、本物の才能に出会ったことでした。
中学・高校と何度か学生向けのピアノコンクールに出場したけれどよい結果が出せず、それでも次のコンクールにと、見えないトンネルの出口を探っていたような状態のときのこと。
あるコンクールで、それまで「あの人はここをミスした、あそこをミスした」という程度のどんぐりの背比べの演奏が続いていたとき。

一人の男性の登場で、会場の空気が一変したのです。
彼がピアノを弾き始めた途端、それまで寝ぼけ眼だった聴衆や審査員がハッと息をのみ、演奏が進むにつれ、会場全体が興奮の渦に包まれていくのをはっきりと感じました。
そして、演奏終了とともに、「ブラボー!」と割れんばかりの称賛の拍手が巻き起こったのです。

その瞬間、「これが、本物のピアニストだ」と悟りました。
ピアニストとは、心を揺さぶる芸術的な天才がなるもので、私には到底無縁である、と。
ピアニストになれないならば、ピアノを続ける意味などない。

それまでのピアノ人生ををすべて切り捨て、その後私は、ピアノはおろかクラシック音楽からも一切遠ざかりました。
いっぽう、その天才の彼は数年後、ショパン国際ピアノコンクールで1位なしの3位に入賞。
現在も一流ピアニストとして活躍されています。

それから20年経ち、再び私がピアノに向き合うようになって。
ようやく、ようやく今、気づいたのです。

技術的にも芸術的にも、完璧な演奏を求めていた私。
けれども、完璧でなくとも、時として感動は訪れる。
それは、人の持つ、不思議な何かの力。

今回は、演奏する3人のチームワークが最高のものでした。
そして、聴きにきてくださったお客様と一体になり、不思議な力を感じました。
感動する音楽は、独りよがりでは訪れない。
引き寄せるもの。ふれあい、紡ぎあって、つくりあげるもの。

17歳のあのときに終わったと思った私のピアノ人生でしたが、ずいぶん遠回りをしたものの、今ようやく、出会った方々のおかげで、再び一歩、歩み出しました。
posted by: hee-san | piano | 21:46 | comments(4) | - | - | - |
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お疲れ様でした。
あれから様々な方にお会いしましたが、皆さん、ピアノの方よかったね。って仰っていますよ。
病気と戦いながらも素敵な音色を奏でる姿が、皆さんに勇気と感動を与えたのだと思います。
世界にひとつしかない素敵なコンサートを、ありがとうございました。
これからも、一緒に音を奏でて行きましょう!
| Kaoru Yokosu | 2013/03/21 12:05 AM |
私の知ってるコテツは、17歳の「あの時」から5〜6年後の貴女なんだな、と思うと、いろいろ合点がいき腑に落ちました。
やっぱり好きなものは好きだからしようがないよね♪
| ユミ | 2013/03/21 1:48 AM |
Kaoruさん、コメントありがとうございます!
今回は契機となる、貴重な演奏経験となりました。
お誘いいただき、本当にありがとうございました。
Kaoruさん素晴らしい歌声とリードがあったからこそのコンサートでした。
次の機会も楽しみにしております!
| Hee-san | 2013/03/21 8:04 AM |
ユミちゃん、コメントありがとう!
ユミちゃんと出会った頃は、まさしくピアノから離れていた時期。でも、あの頃の様々な経験が今に活かされていることも実感しているよ。
実は今回のコンサートで、当時の知人と久々に再会することもできました☆
ユミちゃんたちとの友情も、変わらず温めていきたいので、今後ともよろしくお願いします!
| Hee-san | 2013/03/21 8:08 AM |