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♪ ピアノほど充実感を得られるものは、他にありません 〜 木下淳さんのショパン ♪
Fryderyk Franciszek Chopin,Ignaz Friedman,Ignaz Friedman,Johannes Brahms
Naxos

現在、世界で最も歴史と権威あるコンクールとも言われる「ショパン・コンクール」は、ピアニストにとっては憧れの舞台。
実は、2009年にアマチュア・ピアニストを対象として、新たに「アマチュアのためのショパン・コンクール」が開設されましたが、その第一回目のコンクールにおいて、日本人でただ一人入賞したのが木下淳さん。
今年の9月、ワルシャワで開催される第二回目の同コンクールに再び挑戦するとのこと。
先日、テープ審査を無事通過し、本番を前にリサイタルを開くというウワサを聞きつけ、お話を伺ってきました。



木下さんのピアノ調整で長年お付き合いのある「ピアノクリニック・ヨコヤマ」にて


  手さえ挙げれば参加できるチャンスを逃す手はない!

――二度も同コンクールに出場することになった経緯を教えてください

“アマチュアのため”とはいえ、本家・ワルシャワで行なわれるショパン・コンクールです。
第一回目のコンクール開催のニュースを知ったときは、「手さえ挙げれば『ショパン・コンクール』という名のイベントに参加できる」という、夢のようなチャンスを逃す手はないと思いました。
ただ、海外のコンクールは初めての挑戦だったし、練習への着手も遅く、明らかに準備不足の状態での参加。
入賞できたとはいえど、私自身が満足できる演奏ではなく…。
なので、もしも十分に時間をかけて、自分自身が納得できるまで演奏レベルを上げたならどんな結果が出るか知りたい、と思い、今回、再び挑戦することにしたのです。
むろん、初回だった前回に比べて、コンクールの知名度も参加者のレベルも上がるでしょうから、絶対的に上達したとしても相対的には順位は下がるかもしれません。
けれど、自分自身がどのレベルまで到達できるのかを試してみたいのです。

――ピアノを始められたのは5歳でしたよね?

はい。
ですが、しばらくはそれほど熱心ではありませんでした。
転機は小学校5年生の誕生日に、母がプレゼントしてくれたレコードに収録されていた
シューマンのコンチェルトを聴いたとき。
本当に素晴らしくて、今思えば、初めてピアノ熱に火がついた瞬間でした。
さらに、当時読んだ音楽雑誌で
「今、どのピアニストの生演奏を聴きたいかと問われれば、大半の人がホロヴィッツと答えるに違いない」
という記事を見つけ、ピアノの先生から「ホロヴィッツon TV」というレコードを借りたところ、さらに衝撃を受けました。
それまで聴いたことのあるどんなピアニストよりも、音色の変化が豊かで、かつ鋭い演奏だったのです。
以後、たくさんのシューマンの曲やさまざまなピアニストの演奏を聴いてきましたが、最初に聴いたシューマン(ルプーとプレヴィンの協演)は今でもベストの演奏だと思いますし、ホロヴィッツに比肩するピアニストもなかなか現れません。
「ほどほどの演奏」ではなく、「最上級の演奏」にこの時期に偶然出会えたことが、私の人生を大きく左右したように思います。
これらの名演奏に触れてからは、ピアノにも真剣に取り組むようになり、地元・宮崎では、県主催のコンクールに4年連続で入賞するレベルにまでは上達しました。
それでも、やっぱり全国的にハイレベルなコンクールの入賞者の演奏をラジオなどで聴くと、「これはかなわないな」と感じ、ピアノの道は諦めるつもりでした。

――そんな矢先、「オーケストラがやってきた」というテレビ番組で「東大ピアノの会」が紹介され、さらにピアニストの中村紘子氏が雑誌に寄稿した「東大生とピアノ」という記事を読んで興味を持ち、東大に進むことに。

ピアノの専門家にはなれないだろうと思いつつも、普通の大学に行ったらピアノを弾く時間がなくなってしまうのではないかと進路を迷っていた時期でしたから、「音大に行かなくても趣味として続けられるんだ!」とわかって嬉しくなりました。
結果的には「東大ピアノの会」に入るために、頑張って勉強したようなものですね。
案の定、大学時代は勉強はそこそこで、ピアノの会にのめり込みました。
情報が少ない宮崎から上京してきましたから、入会すれば必ずやピアノ音楽やピアニストに詳しい人たちがいるに違いない、という目論見が当たり、様々な音楽知識を先輩たちから得ることができましたし。

またこの時期に、20世紀の偉大なピアニストであるホロヴィッツやアラウ、ホルショフスキが来日し、彼らの生演奏を聴くことができました。
時間に融通の効く学生時代だったからこその体験で、かつ、彼らの最後の来日公演でしたので、今思えば非常に運がよかったですね。
あれから20年以上経っていますが、86年のホロヴィッツと87年のホルショフスキの演奏は、私が聴いた演奏会の中で未だに歴代ナンバー1、2です。



ちなみにご自宅のピアノは、20年前、パリに赴任中に購入したという1927年製のプレイエル。
(写真はピアノクリニック・ヨコヤマに置かれているブリュートナー)


――最も好きな作曲家がショパン、という木下さん。

ショパンの音楽は、喜怒哀楽含めて、感情表現がとても豊かでストレートなところに惹かれます。
特にマズルカは独特のリズムの舞曲ですが、冒頭に掲げたフリードマンの録音で聴くと、なんて活き活きした音楽なんだろう!と思ってしまいます。
ピアノの演奏もしかりで、表現が豊かで個性的なピアニストに魅力を感じるのですが、残念ながら、先に挙げたように、既に亡くなった巨匠たち以降、私自身が素晴らしいと思える演奏を聴かせてくれるピアニストがなかなかいないのです。
誤解を恐れずに言わせていただくと、「ならば、自分が満足できる演奏をできるのは自分しかいないじゃないか」という気持ちも、自分で弾き続けている理由のひとつです。
ただ現実には、技術も練習も不足していて、なかなか自分の理想通りの演奏にはたどり着いていませんが…。


 「ピアノを弾き続けている意味」を見つけたい

誰しも、自分の存在意義を考えることがあると思いますが、私が他の人々に対して何かできることがあるとすれば、それはピアノに関わることしかないのでは、という気さえしています。
それでは、サラリーマン失格かもしれませんが(苦笑)。
演奏においてめざすところは、私の演奏を聴いてくださった方が、もう一度聴きたい、他の人にも聴かせたい、と感じてもらえるような演奏ができるようになること。
そこまでいけば、私が「ピアノを弾き続けている意味」があるように思うのです。
それ以外にも、例えば私がこれまで蓄えてきた膨大な情報やコレクションを、これからピアノの世界に入ろうとする人たちのために役立たせることができたら嬉しいです。
私自身が諸先輩方からいろいろ教わったので、今度は私が、というわけで…。
とにかく私にとって、ピアノに関わること以上に充実感が得られるものは、今のところない、と言い切れるくらいですね。

これほどまでに熱く語れる何かを持っている木下さんが、本当に羨ましくなりました。
前回の入賞後は、「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」での舞台や出身地の熊本等で演奏会を重ねていらっしゃいますが、近々のリサイタル情報は以下の通り。
木下さんのピアノへの思いを、じっくり聴かせていただく会になりそうです。



■Vol.1
5月16日(水) 19:30開演(20:40終演予定)
場所:シンフォニーサロン 2Fホール
(最寄駅:地下鉄門前仲町 徒歩3、4分)
入場無料

■Vol.2
6月2日(土) 15:00開演(16:10終演予定)
場所:Cafe & Dreamspace "CLICLI"
(最寄駅:東急池上線長原駅 徒歩5分)
入場料:500円(ワンドリンク付)

オール・ショパン・プログラム(二度とも共通)
ワルツ 第5番 作品42
バルカローレ 作品60
マズルカ 作品30-3, 30-4
バラード 第4番 作品52
〜小休止〜
スケルツォ 第2番 作品31
ノクターン 第16番 作品55-2
ポロネーズ 第6番 作品53「英雄」
posted by: hee-san | Interview | 23:09 | comments(0) | - | - | - |
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